大和城山249m 指令所から空港 港を展望 トーチカ 急な階段を上る。今はきれいに整備された階段だが戦時中はどんな思いで険しい山谷を兵隊さんは歩いただろうか。秋利神川から運ばれ作られた堤防、車もなく島人の徴用・郡内から4000名以上の人が集められ馬、人力で築かれた堤防。昭和20年2月与論島を出帆した枕崎水産高校の練習船 開聞丸は撃沈され24名の方が犠牲になった。
特攻隊慰霊碑、忠魂碑、肉弾三勇士 奉安殿いずれも「天皇陛下万歳」の教えで若者が命を捨てた。戦跡を歩いて子どもたちが何を感じたか。グローバルな視点で「戦争反対」を訴え平和を維持してもらいたい。
高校の先生が話した「子どもたちはTVからの映像でも今の戦争は他人事であり反応がない」。
いつか来た道に戻ってはいけない「防空壕の暗闇が安心安全な場所であってはならない。」
中学生の真剣なまなざし、「平和」をきっと守り続けてくれるはずだ、この戦跡巡りは「平和構築の歩み」と自分に言い聞かせている。
大和城山の登山、旧指令所跡に平和の砦を築きたい。
19日郵送で感想文が田中先生から届き、子どもたちの受け止め感性の豊かさに感動、さっそく電話して「感想文のお礼」を伝えた。部分的だが全員の声を紹介する。
「大和城山に登って、頂上まできつかった。指令所その他施設が多くがあったこと知る」「防空壕で暗いところが安全な時代」「暗闇で声を出せなかった沖縄、子供の泣き声 窒息死させた」「恐怖心に立ち向かっていた島の人 強い生命力」「終戦が㏢遅れたら徳之島が攻撃目標だった。」「忠魂碑 特攻隊慰霊碑 肉弾三勇士 死んで祀られ 生き残ったら卑怯者だった」
「昔 徳之島にも戦争があった この事実をしっかり受け止め同じことが繰り返されないよう 学んだことを心に残していきたい」「今まで自分には関係ないことと思っていたが・・・」「戦争に目を背けていたが、忘れてはいけない、向き合って語り継がないといけない」「奉安殿教育勅語と天皇陛下の写真(御真影)」「多くの人の犠牲、忘れない 空港整備に徴された島外の人の犠牲者」「教科書に載ってない学習ができた」
「悲劇が二度とないように平和な社会づくりをしていきたい」「戦争を経験していないから分らないでなく理解し知ることが大事」「戦争のない世界にしていきたい」「次は私たちが残して(伝えて)いきたい」「多くの事学んだ大切な事 家族知人に伝えたい」
今の若者は平和な時代を当たり前と思っている。などというのはおかしいです。知らないから行動に移せないだけです。この子たち島の戦跡を目の当たりにして戦争と平和を体感しました。世界平和をも訴えています。
修学旅行で沖縄をやめて、本土志向(北)だが、世界自然遺産、気候文化を共有し戦争さえも危機一髪(終戦3日後は徳之島アイスバーグ作戦)で回避はできた徳之島。
最近の国際情勢から今また南西諸島が危い状況下にある70%米軍基地存在する沖縄は兄弟島であることを忘れてはいけない。