世界自然遺産・野鳥と赤土流失の実態

昨日の朝は雨も泣く、アオサギやチュウサギ、コサギが水辺を遊びえさを求めていた。昨夜は大雨でした。

今朝、雨の度に赤土が何十トン流れ出すのだろう?見慣れた大瀬川の赤土河川だ。赤土に染まっているのではない、今まさに流れ出しているのだ。昨日の大雨の後 静かな大瀬川を写してもまだ赤土色だった。

昨夜の雨でペットボトルやプラスチックゴミは海に流れ出しただろうが、一本のペットボトルがまだ草に引っかかっていた。

まだまだ島民の自然に対する意識はどうか。登録されて意識が変わればいいのだが、町の中にゴミが落ちていても拾う人はいない、なぜなら公園や市街地に公共のゴミ箱が無いからだ。見て見ぬふりする良心は痛む、「ゴミは有料、ゴミ箱設置は住民が自分のごみをそこに捨てるから」だろうか。

赤土汚染に漁業関係者は心が痛むだろう。森の植物プランクトンなど豊かなサイクルで循環するはずの生態系が開発で逆行。対策は見てのとおり、雨の度に赤土と沖の海流がぶつかり合う場面、そして沖に流れ出しやがて消えて海底に沈殿する。珊瑚礁の死滅、昔海岸線にいた貝や小魚は寄りつかない。沖に魚礁を作る。

アマミノクロウサギは輪禍に遭っている。静かに写真撮影をして発信するカメラマンもいる、野生動物は「追いかけまわさないで!」怒っている、・・・声が聞こえる。

私は大瀬川沿いで静かにシャッター音を今日も。頭を低くして・・・鳥に悟られないように。見守る、先輩が教えてくれた野鳥撮影を趣味として発信できる喜びを感ずる。

アマミノクロウサギはビデオや写真、昼間の「糞」発見で感動する子供たちがいることをしってほしい。追いかけ回さないで、ピーピーと鳴くのは「止めて、と泣く」アマミノクロウサギの声かも。