6年前 「今は戦後か、戦前か?」東天城中 フィールドワークを顧みる

2016年 5月 19日 (木)

東天城中フィールドワーク

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南部は焦げ茶色、北部は黒い
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 恒例の東天城中学校1年生のフィールドワークの案内。5年目になるだろうか、取り組みに感謝である。オリエンテーションではエコツーリズムについて語った。自然環境と歴史、文化についての体験型観光母間騒動について母間正直と一体的な正義感が成した一揆であること、これまでタブーとされた「お上への抵抗の歴史」がやっと消え、記念碑が建立される時代になった。ちなみに今年は母間騒動200年の節目の年だ。当部のアガリマタイジュンやオキナワウラジロガシ周辺は観光客のために整備されていた。ただ悲しいかな清流の水たまりがあってハグロトンボが遊ぶ、水たまりは無残にも石が整然と敷き詰められてしまった。何かができるとき、何かが失われていく浅間陸軍飛行場滑走路跡や防空壕。犬田布騒動記念碑。民衆の団結、同胞を見捨てない命を賭しての抵抗。遠島中でも沖縄民謡踊りを習得して徳之島に琉球音楽を伝えた安寿珠。メランジュでは島の成り立ち、アマミノクロウサギと同様、1億年の時の流れの中で海底7000mから浮かび出たメランジュ。平和教育は写真を示しながら実施。鹿浦小学校の機銃掃射による旧奉安殿の弾丸痕跡。人が人を殺めようとした痕跡である。今の時代が戦後なのか、戦前であってほしくない。平和の構築を、敵対しないグローバルな平和共存を訴えた。

6年前の旧ブログから引き出している。
「今の時代が戦後か、戦前か?」と自らに問うのだが、世界の平和外交の失敗が浮き彫りになり、その背景にエネルギー、食糧問題が複雑にからみあい、一枚岩になれないもどかさがある。
時代は繰り返される、その予想、想定をするのが政治家であり、国民「私たち」である。
力による現状変更は許されない!もちろんだが、戦争犠牲者のウクライナ、ロシア兵も人間「命」。あまりにも映像で慣れてしまう自分が怖い。北朝鮮の拉致問題もかすんでしまう。マスコミも人道上の一人一人の「命」を強く、大事に取り扱うべきだ。悲惨なヒロシマ・ナガサキと同じようにTVは事実をつたえてほしい。今こそ平和教育の必要性を国民に訴えるべきで、「目には目を」の防衛の名の下で軍事予算の増だけを政府は言ううべきでない。平和外交「食料」「エネルギー」問題で世界中の共存を訴えたい。

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